【問】 難易度 ★★★★☆ (難しい)(配点20点)
B 社は、X 市市街地中心部にある老舗日本旅館である。
以下のSWOT分析の結果をもとに、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出すための施策を、100 字以内で助言せよ。以下に示す資料を参考にすること。
【資料】
【S】
(A)名刹の通年夜間ライトアップ、(B)400 年以上続くとされる地域の夜の祭り、(C)地域の料亭や料理店、銭湯など、X市独自の地域資源。
【W】
夕食や大浴場を提供しておらず、サービスの付加価値が低い点。
B 社には、事前に予約のない客が宿泊することはほとんどない点。
【O】
最近では、ほとんどいなかった夜間の滞在人口が増加傾向にある点
X 市は大都市圏とも近く、電車で2時間程度の日帰りできる距離にある点
【T】
B社だけがX市への観光需要を享受できていない点
※目標処理時間 15分
【解答例】
B社は、名刹の通年ライトアップや地域の祭りと連動したパック商品の販売や、地域の料亭や料理店と連携した夕食提供、銭湯と連動した大浴場の提供等を行う。予約の無い日帰り客の宿泊の需要を喚起し、観光需要を取り込む。
【採点基準】
名刹の通年ライトアップや地域の祭りと連動したパック商品の販売 3点
地域の料亭や料理店と連携した夕食提供 4点
銭湯と連動した大浴場の提供 4点
予約の無い日帰り客の宿泊の需要を喚起 5点
観光需要を取り込む 4点
【セオリー】
B社は○○を対象に、強みや経営資源を活かした△△を行う。その結果、B社の弱みを補うと共に、脅威を退ける。
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事例Ⅱの助言問題の基本的な解答フレーム。
①こちらのフレームに、問題文・与件文からあてはまるキーワードを代入する。
➁問題文で聞かれている要素を中心に記述する。
③B社や地域の弱み・脅威を解消することを目的として解答を検討すると、組み立てやすい。
以下に、だなどこ要素に対応する本問の箇所を示すので参考にされたい。
だれに ○○を対象に。
なにを B社は△△を行う。
どのように 強みや経営資源を活用して
効果 弱みや脅威などのB社の課題を解決する。
B社は○○を対象(だれに)に、強みや経営資源(どのように)を活かした△△を行う(なにを)。その結果、B社の弱みを補う(効果)と共に、脅威を退ける(効果)。
【S】なにを・どのように
(A)名刹の通年夜間ライトアップ、(B)400 年以上続くとされる地域の夜の祭り、(C)地域の料亭湯や料理店、銭湯など、X市独自の地域資源。
【W】効果
夕食や大浴場を提供しておらず、サービスの付加価値が低い点。
B 社には、事前に予約のない客が宿泊することはほとんどない点。
【O】だれに
最近では、ほとんどいなかった夜間の滞在人口が増加傾向にある点
X 市は大都市圏とも近く、電車で2時間程度の日帰りできる距離にある点
【T】効果
B社だけがX市への観光需要を享受できていない点
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