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令和4年度合格目標 46 お試し版:サロンメンバー専用100字訓練③

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【問】 難易度 ★★★☆☆(やや難しい)(配点20点)

 業績が好調であった A3社の代目社長の時代に進められた事業展開について、以下の設問に答えよ。

1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。

 

 

 

【3代目社長が推し進めた新規事業】
  • 1980 年代後半、3代目社長が推し進めた新規事業群は、多角化である。
  • 自社企画のカレンダーやメモ帳、レターセットなどの印刷関連のオリジナル製品を開発し、商品見本市などでの販売を開始した。
  • 自社での社員教育の成功体験や施設を活かすことを目的とした企業研修事業
  • 工芸教室などの教育関連事業
  • 地元のコンサルティング会社と提携したコンサルティング事業
  • 漫画雑誌やタウン誌を編集し発行する出版事業。

 

 

【経営環境の変化】
  • もっとも、1990年代後半にあっても売上のおよそ 80 %を学校アルバム事業が占めていることから、業績伸張の要因は、1980 年代後半に立ち上げたそれら事業ではないことがわかる。

 

【A社の強み】
  • 独自で技術開発に取り組んで高めた印刷精度
  • 学校アルバム事業を核に蓄積してきた高度な印刷技術
  • 社員教育に力を注ぎ高めた企画力やデザイン力



 

【問題解釈用フォーマット】

題意 

レイヤー 

解答構成 

与件文で探したい根拠 

 

 

※目標処理時間 15分

(難しく感じた場合は、解かずに解答の写経or採点基準を組み立てるトレーニングにすぐ移行してOK)

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

 

 

 

 

【解答例】(配点20点)

要因は、高度な印刷技術印刷精度企画力・デザイン力などの強みが活かせずシナジー効果の薄い事業を選択したため。新規事業が多角化に該当し、経営資源が分散してしまい、優位性構築が困難だったため。

 

 

【採点基準】

高度な印刷技術 2点 

高度な印刷精度 1点

企画力・デザイン力 2点

強みが活かせなかった 5点

シナジー効果の薄い事業 2点

シナジー効果の薄い)事業を選択 1点

経営資源が分散 5点

優位性構築が困難 2点

 

 

【問題解釈用フォーマット:解答】

題意 A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げろことができなかった要因

レイヤー 戦略レイヤー 

解答構成 要因は、①~により~したこと。➁~により~したこと。

与件文で探したい根拠 1)新規事業の内容、2)1990年代後半以前の時制に該当する段落、3)A社の強み

 

【解説】

本問は、A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げられなかった要因を説明することが求められている。

 

1)問題文の、3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえないという説明から、戦略行動そのものに不具合があった可能性を想定する。

 

2)戦略行動を分析する際は、戦略レイヤーの9つのパターンをイメージし、与件根拠を読み込む。

 

3)【3代目社長が推し進めた新規事業】の特徴を読み取ると、どれもA社の強みである高度な印刷技術や企画力・デザイン力を活かしきれない事業であることがわかる。

また、多角化を採用しているため、資源分散化も懸念される。

 

4)以上により、セオリー①、➁、③、⑧を中心に解答を組み立てる。与件設定に沿うように編集することに留意すること。

 

 

 

※レイヤー・セオリーリストはサロンメンバー用のため割愛

 

 

こちらの100字訓練が含まれている問題配信はこちらから

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